「北海道電力による一連のヤラせ問題とプルサーマル計画、泊原発1,2,3号機
及びMOX燃料に関する決議」
8月26日及び8月30日、2008年に「北電泊原発3号機のプルサーマル計画」に関する道主催シンポジウムで、北海道電力が社員にヤラせを指示したことが発覚しました。また1999年に発覚した北海道電力による泊3号機の増設に関するヤラせに加えて、2000年3月にも泊3号機増設に関して再度ヤラせが行われていたことも、今、初めて明らかになりました。今回のヤラせの発覚は、会社の利益のために、嘘とごまかしで道民を欺いてきた北電の企業体質の本質を暴露するものです。高橋知事は、こうしたシンポジウムでのヤラせの結果をもとに、「地元の理解を得た」として、プルサーマル発電計画を容認しました。また、8月17日に知事が容認した泊3号機の営業運転再開に関しても、知事は、「地元とエネルギー委員会の理解を得た」として容認しました。しかし、この件に関して、泊原子力発電所4か町村の住民も、議会も何一つ説明も相談も受けず、4か町村の町長と村長に対して、道より泊3号機営業運転再開の連絡が行われただけです。これは、住民の容認を得たとは言えません。
交付金をあてにして、さらには北電から知事への一連の政治献金などを背景として、プルサーマル承認を急ぐ中で北電のヤラせに道庁が関与していない、とは考えにくく、少なくともヤラせ行為は知りながら容認していたと考えます。もし、違うのであれば、作られた世論で道民合意があったと判断して容認した計画は白紙に戻すのが当然です。さらに、8月16日のエネルギー特別委員会で明らかにされたのは、今年5月19日道議会エネルギー特別委員会と臨時道議会が閉会した翌日を狙い撃ちして、5月20日北電がMOX輸入燃料体検査申請を行ったことです。この申請もまた、議会にかけられることもなく、道民の意思を無視して知事により容認されました。
一連の北海道電力によるヤラせ、知事による、議会や道民の意思を全く無視したプルサーマル、MOX輸入燃料体検査申請、そして泊3号機の営業運転再開は、北海道の民主主義そのものを問うものです。今回のプルサーマルヤラせの発覚は、北電が信用に値する企業ではないという事実を改めて再確認させるものあり、いまや北電の「安全は確保されております」の言葉を信じる者は誰もいません。また、こうした北海道電力の暴挙を容認してきた知事の責任もまた問われるべきものであると思います。よって、私たちは、ここに以下の決議を行います。
北海道電力と高橋はるみ道知事は、
1. 泊3号機営業運転を即刻停止すること
2. 泊1・2号機の再稼動を停止すること
3. プルサーマル発電計画を白紙撤回すること
4. フランスメロックス社に依頼したMOX燃料製造を白紙撤回すること
5・まず札幌を含む泊原発80km圏内市町村を対象に謝罪を含む道民説明会を開催すること
以上決議する 2011年9月13日
「北電ヤラせ問題と知事の献金問題を告発する市民集会」参加者一同
連絡先 「shut!泊」泉FAX:011-826-3796 TEL:09026951937
「市民自治を創る会」山口 F&T:011-214-0031
「さっぽろ食まちネット」富塚 TEL:09070556729
経産省から電力会社天下りリスト
北海道電力(株)及び子会社、関連会社への道職員の天下り
道退職時の役職 | 退職年月日 | 退職後の再就職先 | 役職名 | 再就職年月日 | 備考 |
道議会事務局長 | H18,3,31 | 北海道電力 | 調査役 | H H18,6,1 | 退退任 |
建設部参事 | H17,3,31 | 北電総合設計 | 技術顧問 | H17,5、1 | 在職中 |
毛利明雄 ((労働委員会事務局長) | H19,5,31 | (株)アイテス | 参与 | H19,6,1 | 在職中 |
原口忍 ((原子力安全対策課・か環境生活部環境局長) 北 | H23,3,31 | 北電総合設計 | 時 技 技術顧問 | H23、1,1 | 在職中 |
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