放射性瓦礫処理法案が去る26日ひっそりと可決されました。北海道にこれらを持ち込んではなりません。泉さんが作製した意見書を参考に皆さんも各自治体、道などに陳情してください。
放射性がれきの北海道への持ち込みを拒否する陳情
要旨
8月26日、参議院本会議において、「汚染がれき処理法」が可決されました。まずこの法案が国民に隠されたまま、審議され可決された過程、及びこの法案の内容の開示を道議会に求めてください。そして、札幌は勿論のこと、北海道への放射性がれきの持ち込みを断固として拒否し、法案の可決により既に北海道に移動されたかもしれない放射性がれきに関しては、その処理が行われぬように緊急に適切な処置が取られるよう、道議会に意見書を提出してください。
理由
「放射性がれき処理」法案は、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震に伴う原子力発電所の事故により放出された放射性物質による環境の汚染への対処に関する特別措置法案の一部として、8月26日の参議院本会議においてスピード可決されました。この法案は「石綿による健康被害の救済に関する法律の一部を改正する法律案」とセットで衆議院から送られて来ており、参議院での採決も同日の本会議で同時に行われ、たった3分の審議で可決されたといわれています。このような重要な法案が国民に完全に隠されたまま審議され、236の総投票数のうち、反対票はわずか6票で可決されたといわれています。しかも、この法案が成立したその日に、既にこの法律を使って放射性廃棄物処理が実施されたという情報もあります。
福島第一原発事故から出た放射性廃棄物の受け入れ先に関しては、全国でも北海道と九州の廃棄物処理施設に未だ余裕があるということが指摘され、北海道の多くの自治体が受け入れの希望を表明したともいわれています。福島第一原発事故により、膨大な汚染がれき、各地の上下水道汚泥処理場、ゴミ焼却場の焼却灰、除染した結果生じた汚染土壌など、キログラムあたり千、万、10万ベクレルを超える廃棄物が大量に発生してしまいました。 これらを、各地で焼却、埋め立て、移動、廃棄をはじめれば、放射能汚染が低い地域も同様に放射性廃棄物汚染区域になるでしょう。 北海道をこれ以上の汚染から守るためにも、まず、道議会に対して緊急に放射性がれき処理法に関する的確な情報開示を求めるとともに、北海道への放射性ガレキの受け入れを断固として拒否すること、そして、道民をはじめとする全国の国民による法案の再審議と、臨時処置を含めた代案が議論されるべきであることを求めてください。この旨、札幌道議会として、意見書を道議会に提出してくださるよう、陳情いたします。
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