2011年11月29日火曜日

学校給食~産地公開

知らぬ間に、倶知安町の給食食材の産地公開がすすんでいた様子です。
一歩前進です。
冷凍食品に関しての配慮がないのが残念です。
長い冬がやってきます。どのような食材を子ども達が食するのか
皆さんで、注視してゆきましょう。
これからが一番心配な期間です。
食育の面からも、母親達の気持ちを伝えてゆける活動をしてゆきたいと思います。




苫小牧市 瓦礫受け入れ表明

苫小牧市が瓦礫の受け入れを表明している。12月1日に議会採択されれば北海道に瓦礫が入り、後、焼却となってゆくでしょう。すでに約10自治体が受け入れ表明をしていますが、苫小牧市の採択結果によってはスピードを増すことも考えられます。

1日に市役所前で抗議街宣を行う予定ですのでご参加願います。詳細はonnnatachinohiroba@gmail.com へお問い合わせください。

また、以下に直接ご意見をメールしてくださるこっともできますので何らかの形で意思表示しましょう。。

siminjiti@city.tomakomai.hokkaido.jp


2011年11月22日火曜日

給食 全国の取り組み

食に関する見識が深く、地産地消などに関する取り組み(食自給ネットワーク)や子供の食の安全に関する取り組みを、行政との「協働(協力して働く=共に考え行動する)」というスタンスで活動している、札幌の富塚ともこさんを講師にお招きして、札幌の給食フォーラムの様子や全国の自治体の中からいくつかピックアップして、学校給食をめぐる動きを紹介してもらいます。
お気軽にご参加ください。
12時より昼食をかねて、交流会を行います。こちらの参加のみでもWELCOMEです。

とき      11月28日  10時から12時まで
         12時より一品持ち寄りで、昼食をかねて交流会

ところ     俱知安町 絵本館2F

講師     富塚ともこさん

コンタクト  clairemaranathe@gmail.com 西川

2011年11月6日日曜日

TPP絶対ハンターイ!!

TPPは農業問題じゃないヨ!

放射能のように、日本人すべての上に降りかかってくる大問題!

原発よりも危険かも!!

だって、日本がTPPに加盟したら…

 〇国民皆保険制度がなくなってしまうかも。盲腸の手術だけで500万円、それが
えない貧乏人は死ぬような社会がやって来る!?

〇日本の食料自給率は39%から13%に下がる。近いうちに必ず世界的な食料危機
が起こるから、突然食料輸入が途絶えて餓死者が出るようなことになるかも。

〇遺伝子組換え食品が蔓延し、そうでない食品を選ぶ自由すら奪われちゃう。

〇牛肉の月齢制限や添加物など食の安全基準が緩くなって、健康への悪影響が心配。

〇低賃金労働者が外国から入ってくるから、日本人の給料はますます下がる。職を
われて失業も増えるよ。そのうち外国まで出稼ぎに行かなきゃならなくなるかも。

〇デフレがますます加速するよ。今まで日本国内で回っていたお金がどんどん海外
流出しちゃうよ。景気はますます悪くなり、日本はどんどん貧しくなるよ。

そして何よりも問題なこと……国民を守るために、国民の代表が決めた法律や制
が、アメリカ企業の都合によって、いくらでも変更してしまえるようになる。
国民
の主権が奪われちゃうよ。民主主義の崩壊だよ。

〇と、いうことはだ……もしも仮に、脱原発運動の成果として、日本で国民投票が

われ「日本はすべての原発を廃炉にし、永遠に原発の新設はしない」と決めたと

よう。でも、もしも日本の原発で儲けてるアメリカの企業が「そんな取り決めは

しからん! わが社の利益に反するじゃないか!」と言ってきたら、そちらの言

分の方が優先されてしまう(もしくは巨額の賠償金を支払わされる)ということ。

つまり、どんなにがんばって市民運動をしたって、あるいは政治家がまともな政治

をしようとしたって、なんの意味もなくなってしまうということだ。

TPPに加盟したらもう日本は終わり、ってことを、一刻も早く理解してほしい。

http://luna-organic.org/tpp/tpp.html



2011年11月3日木曜日

原発と教育

今日、福島のYさんから写真集が届きました。写真集のタイトルは、「のこされた動物たち。福島第1原発20キロ圏内の記録」本田康介 写真 文 飛鳥新社刊

写真集の帯には「動物も、土地も、家も、桜の木も、みんな待っている。飼い主との再会も、助けられなかった命も。カメラマンが撮りためた助けを待ち続ける動物たちの写真集。」
 Yさんは、この夏二セコに一時避難していてた奥さんと子どもを迎えに来て私の店に立ち寄り、福島の現状とあの時何がおきていたかを話してくれました。「情報が錯綜し、何も知らずにあの日から数日たち、日常の生活が飛んでしまいました。」と。帰り際4枚の写真を置いて行きました。その写真は小学校の校庭を除染しているものでした。ブルーシートに包まれた除染された土が高く積まれた写真。「ここにまた子どもがかえるのですよ。」とYさんが話しました。Yさんは、いまだに続いている原発災害に怒り心頭だと思います。

 同封されていた手紙の文面を載せます。

 「その節はお世話になりました。この夏、ニセコリゾートに滞在させていただきました福島のYです。出会いが遅かったもので、あまり時間がとれず帰福最終日にお店に娘とお邪魔させていただいた父子です。ぜひご拝読いただきたい本をお送りいたしました。お近くの方々にも手を取ってこのたとえようのない哀しい現実を共感していただければ幸いです。
 福島も寒くなりました。物言わぬ草木、無人の子どもの声が消えた公園に申し訳ない気持ちになります。この本は物語っていますね、畜生は人間だと。
 機械がああればまた二セコにお伺いしたいと思います。この夏の寛大なニセコの親切を娘は大切にしています。
                                      平成23年10月15日」

この手紙の中に書かれた「畜生は人間だ」ということに、とてもショックでした。戦争の時と同じかもしれませんね。この本を手にしたとき、朝日新聞に「格差生んでもエリート育成」。大阪府教育基本条例案についての記事が掲載されていました。「国際競争に通用する人材を育てる」として、大阪府の橋本知事率いる大阪維新の会が教育目標を決め、現場を成果主義で競わせる「教育基本条例」を府議会に提出している。成立すれば、政治的中立を原則としてきた戦後教育の大転換となり、影響は全国に波及しかねない。条例案がめざすもは何か」(朝日新聞2011年10月19日付)

 この度のとんでもない災害をなんと考えているのだろうか。「エリート」とは何でしょうか?教育は「エリート」を育てるのですか。今回の事故を考えるとわかるでしょう。
 「エリート」とたぶん呼ばれていたであろう、原発を製造した人間、原発を推進した人間、政治家、東京電力の役員。この人達は何をしましたか。時として「エリート」はおごりをうむのです。この案を出した維新お買い、橋本知事は「格差を生んでよいと思っている。税制や社会保障など、格差是正の制度は別にある。」このような考えだそうです。私はこの人たちに、おごりを感じます。この時代に最も必要なことは「考えられる人間」「考える人間」を育てることが必要ではないのですか。Yさんから手紙と写真集が届きあらためて福島のことを思うと、人間の英知?を集めたであろう原発がこんなにも脆く破壊されてしまい、人間の英知よりもおろかさを見てしまうのです。

 いつからか教育現場は「学校経営」というシステムが導入されました。この言葉が普通に言われるようになったのです。私はこの言葉に非常な抵抗がありました。ここから教育の中に「効率」と「成果」が求められるようになったのではないでしょうか。学校は物の生産工場ではないのです。この原発の事故は決して教育と無関係とはおもわないのです。これからのこどもたちには「考えられる人間」「考える人間」になってもらいたいし、Yさんが書かれたような人間になるのではなく、子供たちがおもいやりのある人間、優しい心を持つ人間に育つことを、大人たちがもっと考えてやりたいものです。福島の子どもたちが5年後、10年後二セコに元気に訪れてくれることを楽しみにしています。
 
 Yさん元気でまた会いましょう。私たちも早く原発が止まるようにがんばります。