2011年12月31日土曜日

原発は電気が足りようが足りなかろうが即刻廃止せよ!

DAYS JAPANから小出先生のお話を一部抜粋させていただきました。

★即時 原発全廃でも電気は足りる
ほとんどの日本人は、原子力を廃止すれば電力不足になると思わされていて、多くの人は今後も必要悪として原子力を受け入れざるを得ないと思っています。そして、原子力に反対すると「それなら電気を使うな」と言われたりします。
 発電所の設備能力で見ると、原子力は全体の18%しかありません。その原子力が発電量では28%になっているのは、原子力発電所の設備利用率だけを上げ、火力発電所のほとんどを停止させているからです。原子力発電が生み出す電力を全て火力発電でまかなったとしてもなお、火力発電所の設備利用率は7割にしかなりません。それほど日本では発電所は余っていて、年間の平均設備利用率は5割にもなりません。つまり、発電所の半分以上を停止させねばならないほど余っているのです。電気は貯めておけないので、一番たくさん使うときにあわせて発電設備を準備しておく必要があります。「だからやはり原子力は必要だ」と国や電力会社は言います。しかし、過去の実績を調べてみれば、最大電力需要量が火力発電と水力発電の合計異常になったことすらほとんどありません。極端な電力使用のピークが生じても一年のうちの数日。そのまた数時間のことでしかありません。わずかな不足が生じると言うなら、自家発電からの融通や工場の操業時間の調整、クーラーなどの温度設定の調整で十分乗り越えられます。
★「知足」足るを知ること!!
福島原発の悲劇を見ながら原発は即刻全廃だと思うことができない人がいるとすれば、私は不思議です。いったい、私たちはどれほどのものに囲まれて生きれば幸せといえるのでしょう? 
   
・人工衛星から夜の地球を盛ると、日本は不夜城のごとく煌々と夜の闇に浮かび上がります。
・建物に入ろうとすれば自動ドアが開き人々は階段ではなくエスカレーターやエレベーターに群がります。
・夏には冷房をきかせて、長袖のスーツで働きます。
・電気をふんだんに投入して作られる野菜や果物は、季節感のなくなった食卓を彩ります。
 地球温暖化問題がとてつもなく重要なものだと宣伝されて、それを防ぐために原子力が必要だなどというウソが流されていますが、単に二酸化炭素の増加だけが地球温暖化の原因ではありません。環境破壊の真因は、先進国と呼ばれる一部の人類がエネルギーの膨大な浪費を始めたこと自体にあります。何よりエネルギーの浪費社会を改めることです。
原子力は最悪の選択ですし、代替エネルギーを探すなどという生ぬるいことを考える前にエネルギー消費抑制にこそ目を向けなければなりません。 もし、地球の生命環境を私たちの子どもや孫たちに引き渡したいのであればその道はただ一つ「知足」、つまり足るを知ることしかありません。
★原発事故で放射能を受けた町は復興できない!!!
地震と津波によってたくさんの町が被害を受け、中には集落全体が無くなった町もある。そんな町でも人々が戻り町を復興させることは必ずできる。ところが、福島原発事故で強度の放射能汚染を受けた町は、復興できない。その土地は放棄する以外ないし、消えてしまうのである。
この事故を見ながら「安全性を確認した上で原子力発電を続ける」と政府は言う。
 
とても正気の沙汰とは思えない政府の対応にまだ、あなたはついて行きますか?
       あなたの町が第二の福島になっても平気ですか?
        この先ずっと騙されていくのですか?

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