2011年7月18日月曜日

民意を伝えましょう

PCFやSHUT泊ではこのようなFAXをすることによって、民意を伝えています。
メールや、FAX、郵便による意思表示によって
私たちにできることから始めましょう。 



緊急要請

北海道知事 高橋はるみ 様

大飯一号は手動停止しました。泊3号は安全ですか?説明してください。

福島第一原発事故は、お茶、野菜、牛乳、牛肉をはじめとする食品汚染を含めて、広域な地域に放射能被害をもたらしています。福島の子どもたちや自主避難の方たちからも、セシウムが検出されています。

放射能汚染が広がる中、4か月の異例の調整運転が行われてきた、北海道の泊3号機と福井県の大飯1号機で、営業運転移行のための最終検査が予定されていました。保安院は、最終検査は2日間で終わり、今月末までにも、大飯1号と泊3号の営業運転を開始したいとしていました。ところが、その矢先の7月16日、大飯1号機は、緊急炉心冷却装置のトラブルが起き、手動停止となりました。北海道住民は、泊3号の安全性に対して、さらなる大きな不安を感じ、営業運転開始に非常な危機感を持っています。

福島第一原発事故以来、全国で初めて営業運転に入ろうとしている泊3号に、今、全国が注目しています。なぜ泊3号機が全国の原発より安全なのか、大飯1号で起きたようなトラブルが泊3号機で起こる可能性はないのか、説明してください。 1986年のチェルノブイリ事故のあと、最初に稼働を開始したのが、泊原発でした。北海道はこの歴史を繰り返すつもりでしょうか?
7月20日までに、下記まで回答をお願いします。

別紙の福島から北海道へ自主避難されてきた方の呼びかけに、答えてください。

                                          2011年7月18日
                                                       
                                          Shut

                     札幌市白石区東札幌6条4丁目1-2
                     FAX:011-826-3796
                     Tel:09026951937

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福島から札幌への自主避難者からのよびかけ
「泊を 止めてください。MOX燃料導入を やめてください」
これは、福島の仲間たちから預かってきた声です。福島原発は、MOX燃料導入を許してなければ、3号機の核爆発、プルトニウムの拡散汚染という最悪の状況にはなりませんでした。
私たちは、目に見えないプルトニウム汚染に、子々孫々まで 怯えていかなければなりません。
私は、現地に住んでいて見殺しにされてきた福島市民です。福島原発から65km離れた場所にあります。65kmも離れているのに、福島市内は 315日に2389 μsv/hの空間線量となりました。通常 478倍だが、直ちに健康に影響はないと。 私たちはその頃、水も無く、ガソリンも無く、食料も朝早くから、並んで購入していました。母親は、子どもを家に置き 自転車で買い出しに行くしかなかったんです。次の日、福島市の水道水から、ヨウ素131177вq/kg 出たと報道されました。 しかし3月15日の夕方から降り出した雪を測ると、市内から 10вq/kgのヨウ素131が検出されたと 報道されたのは、実に2か月 以上後でした。
その後、福島県は、県放射線アドバイザーを依嘱しました。長崎大学の山下俊一教授は、福島県内で3月19日から講演し、「100ミリシーベルトまで なんの問題も無い。一時間あたりなら、大人は100 イクロシーベルトまで 大丈夫。子どもは、安全域を厳しく考えても 10マイクロシーベルト以下なら、外で遊んでも大丈夫」 と、大丈夫、安心と、言って歩きました。この内容は、毎日 毎日、朝昼晩と、地元のラジオから、何度も何度も繰り返し流されました。 学校も同じです。何の調査もしないまま、4月になると学校は普段通りに、再開してしまいました。その後、校庭の空間線量を測るという形で。そして、我が子の通う学校の校庭は、46μsv/hもあったのに、校庭の土の除去もされず、夏休みを迎えるんです。

親たちは、教育委員会に何度も電話して訴えました。しかし、「壊れた校舎を直すだけの予算もありません。」郡山市が土壌除去を始め、二本松市、伊達市が土壌除去を始めても、福島市の動きは、大変遅いものでした。 母親たちが 直接文部省交渉をし、ようやく、動きが出てきた所です。 しかし、実に、3か月も過ぎていました。 その間に 子どもたちは、学校に登校しています。小学生は、熱い中、窓 も開けられない校舎の中にいます。校庭で遊ぶこともできず、プールも 入れません。 しかし、隣りの中学、高校は3μsv/hの校庭で、2時間以上の部活動を普段通りにやってるんです。こんな異常状態です。
もちろん汚染された田んぼにも、畑にも、なんの対策もありませんでした。市民は、大丈夫、大丈夫、安心、安心と、洗脳されているんです。だから、誰も動かないんです。私はようやく、618日に自主避難してきました。小学生の息子を連れて。この夏、1000人近くの赤ちゃんや幼児を連れたお母さんさんたちが 札幌に避難してきます。福島県の半分は、もう、子供たちを育てていく場所が無いんです。空気も水も土も 汚染されています。地元の野菜は 何も食べられません。流通しているのは、近隣の県産だけなんです。子供たちは、公園で遊ぶこともできません。公園が高濃度に汚染されているんです。滑り台の下が、10μsv/hです。
なのに、国も、県も、市も、何の対策もしません。 私たちは、札幌なら、安全だろうと 日本中を選択肢に入れながら、600キロ以上離れた北海道を選択しました。私たちは、泊で原発事故が起きたら、もう逃げる場所はないんです。泊で事故が起きたら、確実に札幌は 汚染されます。福島市と 同じ状況です。ジェット気流の風下にある札幌 市は、どんな条件にあっても、福島市以上に汚染されます。 札幌市民200万人は、どこに逃げますか?芝生や 牧草が、とてつもなく高濃度に汚染されます。プルトニウム239の半減 期は、24000年です。プルトニウム数粒を吸い込んだら、内部被曝は、外部被曝の影響より、一兆倍の影響を 人体に与えます。 地震はいつくるかわかりません。泊原発3号機 は、古い原子炉のタイプだし、耐震性も大変甘い設計だと聞いています。どうしたら、未来永劫安心な北海道を造れるのでしょうか? 浜岡原発も最悪の状況に陥ったら、東京都民を受けいれ られるのは、北海道しかないんです。今なら、なんとか、北海道を救えるかもしれません。本当に、今です。日本中に、54基も原発が出来てしまった今、日本国民を救えるのは北海道しかないんです。
ぜひ、泊を止めてください。
                                                                                                               

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